記事まとめ
2023年7月期に放送されたTBS系日曜劇場「VIVANT」(読み:ヴィヴァン)の続編が、2026年の「日曜劇場」枠にて放送されることが決定した。この発表は2025年6月11日、同局系朝の情報番組「THE TIME,」(毎週月曜~金曜/あさ5時~)で行われた。
主演を務める堺雅人は同番組の「TIMEマーケティング部」特別編のコーナーに生出演。スタジオにはくす玉が用意され、スタジオメンバーが緊張した面持ちで見守る中、堺自身が「VIVANT」の続編決定を生発表した。
続編は前作のラストシーンから直結した物語になるという。主人公の設定など変更はなく、そのまま物語が継続される形となる。
2023年7月から9月にかけて放送された「VIVANT」は、主人公のエリート商社マン・乃木憂助(堺雅人)が別班(国内外で民間人に紛れて諜報活動を行う自衛隊直轄の非公認組織)として、生き別れた実の父親であるノゴーン・ベキ(役所広司)がリーダーを務めるテロ組織・テントに迫っていく物語である。阿部寛、松坂桃李、二階堂ふみ、二宮和也など豪華俳優陣が集結した作品だった。
ハイクオリティな映像美に加え、伏線が張り巡らされたストーリーが回を追うごとに話題を呼び、放送直後にその伏線を考察するSNSが飛び交うなど社会現象となった。また、最終回には続編を示唆させるような描写も散りばめられており、キャストや視聴者からは続編を待望する声が多く上がっていた。
English Summary
A sequel to the TBS Sunday drama “VIVANT” (pronounced: Vivant), which aired in July 2023, has been confirmed for broadcast in 2026 in the “Sunday Drama” time slot. This announcement was made on June 11, 2025, during the network’s morning information program “THE TIME,” which airs weekdays from 5:00 AM.
Lead actor Masato Sakai made a live appearance on the special edition of the program’s “TIME Marketing Department” segment. A ceremonial paper ball was prepared in the studio, and as studio members watched nervously, Sakai himself made the live announcement of the “VIVANT” sequel decision.
The sequel will be a direct continuation from the final scene of the previous series. The protagonist’s setting will remain unchanged, and the story will continue as is.
The original “VIVANT,” which aired from July to September 2023, told the story of elite trading company employee Yusuke Nogi (Masato Sakai), who works as a member of “Beppan” (a non-official organization under the direct control of the Self-Defense Forces that conducts intelligence activities disguised as civilians at home and abroad). Nogi pursues the terrorist organization “Tent,” led by Nogon Beki (Koji Yakusho), who turns out to be his long-lost biological father. The series featured a star-studded cast including Hiroshi Abe, Tori Matsuzaka, Fumi Nikaido, and Kazunari Ninomiya.
In addition to its high-quality visual aesthetics, the intricately plotted story with numerous foreshadowings became increasingly popular with each episode. Social media was flooded with analyses of these foreshadowings immediately after broadcasts, turning the show into a social phenomenon. The final episode also contained hints suggesting a sequel, and there had been many calls from both cast members and viewers for a continuation of the series.
英語学習ポイント解説
今回のニュース記事には、エンターテイメント業界に関する英語表現が多く含まれています。特にアメリカ英語では、テレビ業界の専門用語が日常会話でも使われることがあります。ここでは、翻訳文から重要な表現をピックアップして解説します。
1. 放送・制作に関する表現
- “has been confirmed for broadcast” (放送が決定した) – 「confirm」は「確認する」という意味ですが、ビジネスやメディアの文脈では「正式に決定する」というニュアンスで使われます。
- “Sunday Drama time slot” (日曜劇場枠) – 「time slot」はテレビ番組の放送枠を指す専門用語です。アメリカでは「prime time slot」(ゴールデンタイム枠)などの表現もよく使われます。
- “a direct continuation” (直接的な続き) – 「direct」は「直接的な」という意味で、ストーリーが前作から途切れることなく続くことを示しています。
2. イベントや発表に関する表現
- “made a live appearance” (生出演した) – 「live appearance」は「生出演」を意味し、テレビやラジオで事前収録ではなく、リアルタイムで登場することを指します。
- “a ceremonial paper ball” (くす玉) – 日本独自の文化である「くす玉」を英語で説明した表現です。直訳的ですが、海外の読者にも理解できるよう言い換えています。
- “made the live announcement” (生発表した) – 「make an announcement」(発表する)という表現に「live」を加えて、リアルタイムでの発表であることを強調しています。
3. 映画・ドラマの評価に関する表現
- “high-quality visual aesthetics” (ハイクオリティな映像美) – 「aesthetics」は「美学」や「芸術性」を意味し、視覚的な美しさを強調する表現です。
- “intricately plotted story” (緻密に構成されたストーリー) – 「intricate」は「複雑な」「精巧な」という意味で、ストーリーの細部まで丁寧に作り込まれていることを表しています。
- “foreshadowings” (伏線) – 映画やドラマでよく使われる専門用語で、後の展開を暗示する要素を指します。日本の「伏線」という概念に近い表現です。
- “social phenomenon” (社会現象) – 単なる人気番組を超えて社会的な影響力を持つほどの大ヒットを表す表現です。
4. 文法ポイント: 受動態の活用
英語のニュース記事では、客観性を保つために受動態がよく使われます。例えば:
- “A sequel to the TBS Sunday drama “VIVANT” has been confirmed” – 誰が決定したかよりも、決定されたという事実を強調しています。
- “This announcement was made on June 11, 2025” – いつ発表されたかという事実に焦点を当てています。
これらの受動態は、ニュース報道の客観性を保つために意図的に使われる文法構造です。アメリカのニュースメディアでも同様の傾向が見られます。
対談: テレビドラマの続編を英語で伝える表現
エイングリッシュ: みなさん、こんにちはエイ!今日は人気ドラマの続編に関する英語表現について学んでいくエイ。ふうかさんも一緒に勉強していくエイね。
ふうかさん: こんにちは!私、昨日「VIVANT」を一気に100時間見たんです!って言ったら友達に「1クールのドラマが100時間あるわけないでしょ」って笑われちゃいました。
エイングリッシュ: 100時間は流石に長すぎるエイね…。さて、英語では続編のことを「sequel」と言うエイ。日本語の「続編」に当たる言葉エイ。
ふうかさん: シークエル?なんだか薬みたいな名前ですね。「この続編を飲めば元気になる!」みたいな。
エイングリッシュ: それは違うエイ… 薬じゃなくて作品の続きエイよ。例えば、”They announced a sequel to the popular TV drama”(彼らは人気テレビドラマの続編を発表した)という使い方をするエイ。
ふうかさん: ふーん、じゃあ「VIVANTのSeQUEL決定!」みたいな見出しになるんですね!あ、でも「続編」って他にも言い方あるんですか?
エイングリッシュ: 良い質問エイ!「follow-up」「continuation」「second season」なども使われるエイ。特にテレビドラマでは「second season」(第2シーズン)という言い方が一般的エイね。
ふうかさん: じゃあ「続編決定」は英語で “Sequel Confirmed” とか “Second Season Decided” って言うんですね!かっこいい!
エイングリッシュ: その通りエイ!特にアメリカのメディアでは “Sequel Confirmed” や “Green-lit for Second Season” という表現がよく使われるエイ。「Green-lit」は「制作許可が下りた」という意味エイよ。
ふうかさん: グリーンライト?なんだか交通信号みたいですね。「制作、進んでよし!」って感じですか?
エイングリッシュ: その例えは正確エイ!映画やテレビ業界では、プロジェクトが承認されることを「green light」(青信号)と表現するんエイ。まさに「進めてOK」という意味エイね。
対談: エンターテイメントニュースで使われる英語表現
ふうかさん: エイングリッシュさん!私、昨日エンタメニュースを1000万記事読みました!でもほとんど英語だったので、わからない単語だらけでした…
エイングリッシュ: 1000万記事…?まあいいエイ。エンターテイメントニュースには特有の表現が多いから難しく感じるかもしれないエイね。例えば「star-studded cast」という表現は知ってるエイか?
ふうかさん: スター・スタッド?なんだかロックバンドの名前みたいですね!「今夜のライブはスター・スタッドです!」みたいな?
エイングリッシュ: いやいや、「star-studded cast」は「豪華キャスト」という意味エイ。文字通り「星が散りばめられたキャスト」というイメージエイね。VIVANTも堺雅人、阿部寛など「star-studded cast」だったエイよ。
ふうかさん: へぇ〜!じゃあ「social phenomenon」って言葉も出てきましたけど、これは単に「人気作品」ってことですか?
エイングリッシュ: それ以上の意味があるエイ。「social phenomenon」は単なる人気を超えて、社会的な影響力を持つほどの大ヒット作品を指すエイよ。例えばSNSで大きな話題になったり、新しい流行を生み出したりする作品エイね。
ふうかさん: なるほど!じゃあ「この番組は単なる番組じゃなくて、社会現象なんです!」って言いたいときは “This show is not just a show, it’s a social phenomenon!” って言えばいいんですね!
エイングリッシュ: その通りエイ!完璧な使い方エイ!もう一つ、「foreshadowing」という言葉も重要エイ。これは「伏線」を意味する映画・ドラマ用語エイよ。
ふうかさん: フォアシャドーイング…なんだか影が前に伸びるイメージですね。「あ!この場面は後の展開の伏線だったんだ!」みたいな?
エイングリッシュ: その理解は素晴らしいエイ!まさに「fore(前に)」「shadow(影)」で、後の展開を暗示する要素という意味エイ。VIVANTは「full of foreshadowing」(伏線満載)な作品だったエイね。
ふうかさん: 英語って奥が深いですね〜。でもこういう表現を知っておくと、海外のドラマレビューとか読むときに役立ちそうです!
対談: 番組制作に関する英語表現を学ぼう
ふうかさん: エイングリッシュさん!私、昨日テレビ局に300年分のドラマ企画書を送ったんです!でも全部却下されちゃいました…
エイングリッシュ: 300年分…?まあいいエイ。番組制作に関する英語表現も学んでおくと良いかもしれないエイね。例えば「time slot」という言葉は重要エイ。
ふうかさん: タイムスロット?なんだかカジノのスロットマシンみたいな名前ですね!「今日は時間のスロットを回して、大当たりの暇な時間を引き当てましょう!」みたいな?
エイングリッシュ: それは違うエイ…「time slot」はテレビの放送枠のことエイ。例えば「Sunday 9 PM time slot」(日曜夜9時の枠)という使い方をするエイね。日本の「日曜劇場」も英語では「Sunday Drama time slot」と言えるエイよ。
ふうかさん: なるほど!じゃあ「この番組はゴールデンタイムの枠を獲得しました!」は “This show secured a prime time slot!” って言えばいいんですね!
エイングリッシュ: その通りエイ!完璧エイ!「prime time」はアメリカでは通常夜8時〜11時の間を指すエイよ。最も視聴率が高い時間帯エイね。
ふうかさん: あと、記事に「直接的な続き」って表現がありましたけど、これは英語でなんて言うんですか?
エイングリッシュ: 「direct continuation」または「direct sequel」と言うエイ。「direct」は「直接的な」という意味で、話が途切れることなくそのまま続くことを意味しているエイね。
ふうかさん: 「direct」って「ダイレクト」って読むんですよね。巨人の選手が「ダイレクト・シークエル」みたいなフォームで打ったらホームランになりそうですね!
エイングリッシュ: え?何言ってんの?野球のフォームと英語表現は全く関係ないよ!
ふうかさん: だって巨人の岡本選手が「direct sequel」ポーズで打ったらきっと大活躍しますよ!今度の試合、絶対見てください!
エイングリッシュ: もう何言ってるかわからないよ!とにかく今日はテレビドラマの続編に関する英語表現を学んだから、それをしっかり復習してね!
確認テスト
今回学んだ英語表現の理解度をチェックしてみましょう。以下の問題に挑戦してください。
- 「続編」を意味する英語表現として正しいものは?
- forward
- sequel
- prequel
- ending
- 「豪華キャスト」を英語で表現すると?
- expensive cast
- luxury cast
- star-studded cast
- rich cast
- 次の文を完成させてください:The TV show was so popular that it became a social ________.
- event
- happening
- phenomenon
- situation
- 「伏線」を意味する英語表現は?
- backstory
- foreshadowing
- plotline
- storyline
- テレビの放送枠を英語で何と言う?
- TV space
- broadcast area
- time slot
- schedule position
- 次の文を完成させてください:The sequel was _________ for the next year’s lineup.
- green-lit
- red-lit
- yellow-lit
- blue-lit
- 「prime time」とは通常何時頃を指す?
- 朝6時〜9時
- 昼12時〜15時
- 夕方17時〜20時
- 夜8時〜11時
- 「direct continuation」とはどういう意味?
- 直接的な批判
- 直接的な続き
- 異なる物語
- 直接的な競争
- 英語の「live announcement」は日本語で何と言う?
- 生放送
- 生発表
- ライブイベント
- ライブコンサート
- テレビドラマの第2シーズンを英語で何と言う?
- second part
- second season
- second series
- second show
※解答は下にあります(背景と同じ色で表示されているため、選択すると見えます)
解答:1-b, 2-c, 3-c, 4-b, 5-c, 6-a, 7-d, 8-b, 9-b, 10-b